赤ちゃんが安心できるかごって?ニューボーンフォトで失敗しないアイテム選び
「どんなカゴを選べば赤ちゃんが安心できる?」「サイズ感はどれくらいがベスト?」
そんな悩みを持つママ・パパ、そしてセルフ撮影を始めるフォトグラファーさんに向けて、
私自身の実体験もふまえながらご紹介します。

目次
- はじめに|この記事の対象と目的
- カゴの種類について
┗ 縦置き用カゴ/横置き用カゴの違いと特徴 - カゴのサイズ選びのポイント
┗ 実店舗&ネットで探す際の注意点 - カゴ撮影で使うおすすめアイテム
┗ クッション/フェイクファー/枕/錘(おもり) - まとめ|カゴを使った撮影は“準備”がすべて!
カゴの種類について
ニューボーンフォトで使用するかごは、ただの入れ物ではありません。
・赤ちゃんが安心して丸まれるサイズ
・撮影中でも安定する構造
・やさしい素材感と色味
この3つを満たすことで、赤ちゃんの魅力が自然と引き立つ「小さな舞台」となります。
私は、赤ちゃんの置き方を2種類だと考えています。
立体的に見せる縦おきとフラットな横置き、この2つの置き方があります。
それぞれの特徴やメリットデメリットについてまとめていきます。
具体的な商品のリンクも載せてありますのでよろしければ一緒にご覧ください。
① 赤ちゃんを縦置きするカゴ

赤ちゃんの体の一部のみがカゴに収まるため、比較的小さなカゴでもポジショニングが可能です。撮影時は手のみを出す「ミノムシ巻き」にすることで、首の固定がしやすく安全性も高まります。
- 小さめのカゴで立体感のある構図に仕上がる
- 日の丸構図などでも写真映えする
- 動きの少ない赤ちゃんに適しており、安全確保が必須
メリット
- 立体感のある写真が撮れる
- 写真映えしやすい
- 小型のカゴなので持ち運びしやすい
デメリット
- 赤ちゃんが落ち着いている必要がある
- 安定性・バランスが難しい
- 安全のため慣れた人向け
縦置き(立体構図用)かごの理想サイズ
▶️ 推奨サイズ:直径25〜35cm・高さ20〜25cm程度
- 小ぶりでOK、赤ちゃんのお尻〜背中の一部だけが収まるイメージ
- 丸型・バケツ型・ラウンドタイプのかごが◎
- 安定感のある素材(ウッド・ラタン・バケツ)を選ぶと安心
② 赤ちゃんを横置きするカゴ
赤ちゃんの全身がしっかり収まるサイズのカゴを使用します。 頭からお尻までがすっぽり入ることで、赤ちゃんが安心して眠ることができ、撮影中も多少離れて撮ることができます。
- おくるみの巻き方を自由に選べる
- 初心者カメラマンや単焦点レンズ使用者にもおすすめ
メリット
- 安定感があり、安全に撮影できる
- さまざまな巻き方やポーズに対応可能
デメリット
- 大きなカゴが必要になる
- 赤ちゃんのサイズにより余白ができることも
- 背景スペースも広く必要になる
横置き(フルボディ構図)かごの理想サイズ
▶️ 推奨サイズ:内寸で長さ45〜55cm × 幅30〜40cm × 高さ15〜20cm
- 赤ちゃんが頭からお尻まで“すっぽり”入るサイズ感
- 底面が広く、かごの側面が浅めなタイプ(赤ちゃんが見える)
- オーバル型・舟型のナチュラルかごや木製ボウル系も人気
③赤ちゃんを縦置きも横おきもできるかご

縦置き・横置きどちらも対応できる万能サイズ
▶️ 推奨サイズ:35×40×25cm前後の中型かご
- 赤ちゃんの向きを変えて2パターンの撮影が可能
- 多少のゆとりがあるため、クッションや布で調整しやすい
- 使い回しがきくので1つ目の購入にもおすすめ
その他、かご撮影で必要なもの
① クッション
赤ちゃんの首元を調整しやすくするためにクッションは必須です。 首の角度で表情や見え方が大きく変わるため、薄型で調整しやすいものを複数用意しています。 おすすめは、縁型の薄いクッションです。
② フェイクファー
カゴと赤ちゃんの間に敷いて使う定番アイテム。見た目がふんわりして柔らかく、写真に写っても違和感がありません。 ただし、薄いタイプが多いためクッションと合わせて使うのがベストです。
③ 枕
首の位置調整・安定化に役立つアイテムです。 ネット販売のものは薄めなことが多いため、私は自作の少し厚みのある枕を作成し、使っています。 見えても可愛いデザインだと、自由に置きやすいのも魅力です。
④ 錘(おもり)
麻素材などのやわらかいカゴは、赤ちゃんの重みで傾くことがあります。 ダンベルや重めの袋などでカゴの下に錘を置くことで転倒防止ができます。 安全面を第一に考えて、必要に応じて必ず準備しましょう。
まとめ|ニューボーンフォトは道具選びも大切!
ニューボーンフォトは、赤ちゃんの安全を守りながら、その可愛さを最大限に引き出す繊細な撮影です。
カゴを使った撮影はとても人気がありますが、そのぶん準備すべき道具も多くなります。 セルフニューボーンフォトが話題になっていますが、 実際には「道具を揃えるだけで1万円以上かかる」「思ったより難しくて断念した」という声もよく聞きます。
ご依頼いただく方からも、「セルフで撮ろうと思ったけど、やっぱりプロにお願いしたくて」と言っていただくことがよくあります。
この記事が、これからニューボーンフォトを始める方や、道具選びに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。