シャボン玉が虹色に見える理由を“子どもにもわかるように”解説!

シャボン玉って、よーく見るといろんな色にキラキラ光って見えますよね。

「どうしてあんなにきれいな色が出るの?」 「絵の具を混ぜたわけでもないのに不思議…!」

この現象、実は“光”と“シャボン玉のうす〜い膜”がつくり出す魔法のような仕組みなんです。

目次

  1. シャボン玉の“うすい膜”にヒミツがあった!
  2. 光の中には「色」がたくさん入ってる?
  3. 色が変わるのは“厚み”と“角度”のせい!
  4. シャボン玉の色が消えるのはなぜ?
  5. やってみよう!おうち実験で虹色チェック
  6. 覚えておきたい!光と膜の科学キーワード
  7. まとめ|シャボン玉は“光のアート”だった!

1. シャボン玉の「うすい膜」がひみつ!

まず、シャボン玉ってどうやってできているかというと…

  • せっけん(界面活性剤)
  • 空気

この3つで、しゃぼん玉の膜ができています。

この膜、じつは とっても薄くて、1000分の1ミリ以下!
髪の毛の約100分の1しかないんです。

この“うす〜い膜”が、光と出会うことで虹色をつくります。

2. 光には「色」がいっぱい入っている?

太陽の光(白い光)って、実は 赤・オレンジ・黄・緑・青・藍・紫 の7つの色(=スペクトル)からできています。

これは、CDやシャボン玉、オイルが混ざった水面でも見たことがあるかも。

太陽の光がシャボン玉に当たると、 その 色のバラバラな成分が、膜の中で「反射」や「重なり方」の違いによって分かれて見えるのです。

3. シャボン玉の“角度”や“厚さ”で色が変わる!

シャボン玉を見る場所や光の当たる角度によって、見える色が変わります。

なぜかというと──

  • 膜の厚さが場所によってバラバラだから!
  • 薄い部分では青や紫
  • 厚い部分では赤やオレンジ

というように、膜の“厚み”で 見える色が変化するんです。

つまり、「虹色」は本当に色がついてるわけじゃなくて、光の反射と膜の厚みのトリック

4. 水が少なくなると…色が消える!?

シャボン玉をずっと見ていると、だんだん色が消えて、最後に「パチン」と割れますよね。

これは、膜の中の水分が蒸発して、どんどん薄くなっているから。

極限まで薄くなると、色の反射ができなくなって「透明」になり、そのまま割れてしまうんです。

5. 実験してみよう!おうちで虹色チェック!

✨用意するもの

  • シャボン玉液(市販でも手作りでもOK)
  • ストロー or シャボン玉スティック
  • 太陽光 or 強めのライト

☀やってみよう!

  1. シャボン玉を吹いて、静かに浮かせてみる
  2. 光の当たり方や見る角度を変えてみる
  3. 色が変わっていく様子をじっくり観察!

📸 写真に撮っても楽しいよ!

6. 知っておくともっと楽しい!キーワード集

用語意味
干渉(かんしょう)2つの光が重なりあって、見え方が変わること
反射光がはね返ること(鏡のように)
屈折(くっせつ)光が膜の中を曲がって進むこと
膜の厚さ場所によってちがう → 色が変わる理由

まとめ|シャボン玉は“光と科学”がつくるアート!

シャボン玉の虹色は、魔法ではなく自然のチカラと科学のなせるワザ!

  • 光があるからキラキラ見える
  • 膜の厚さが変わることで色が生まれる
  • 風や時間によって見え方も変わる

しゃぼん玉を通して、“光”や“色”の不思議を知ることで、身近な自然現象をもっと楽しく感じられるはずです。

ぜひ次にシャボン玉を飛ばすときは、「どんな色に見えるかな?」と観察してみてくださいね🫧🌈