シャボン玉が虹色に見える理由を“子どもにもわかるように”解説!
シャボン玉って、よーく見るといろんな色にキラキラ光って見えますよね。
「どうしてあんなにきれいな色が出るの?」 「絵の具を混ぜたわけでもないのに不思議…!」
この現象、実は“光”と“シャボン玉のうす〜い膜”がつくり出す魔法のような仕組みなんです。

目次
- シャボン玉の“うすい膜”にヒミツがあった!
- 光の中には「色」がたくさん入ってる?
- 色が変わるのは“厚み”と“角度”のせい!
- シャボン玉の色が消えるのはなぜ?
- やってみよう!おうち実験で虹色チェック
- 覚えておきたい!光と膜の科学キーワード
- まとめ|シャボン玉は“光のアート”だった!
1. シャボン玉の「うすい膜」がひみつ!
まず、シャボン玉ってどうやってできているかというと…
- 水
- せっけん(界面活性剤)
- 空気
この3つで、しゃぼん玉の膜ができています。
この膜、じつは とっても薄くて、1000分の1ミリ以下!
髪の毛の約100分の1しかないんです。
この“うす〜い膜”が、光と出会うことで虹色をつくります。
2. 光には「色」がいっぱい入っている?
太陽の光(白い光)って、実は 赤・オレンジ・黄・緑・青・藍・紫 の7つの色(=スペクトル)からできています。
これは、CDやシャボン玉、オイルが混ざった水面でも見たことがあるかも。
太陽の光がシャボン玉に当たると、 その 色のバラバラな成分が、膜の中で「反射」や「重なり方」の違いによって分かれて見えるのです。
3. シャボン玉の“角度”や“厚さ”で色が変わる!
シャボン玉を見る場所や光の当たる角度によって、見える色が変わります。
なぜかというと──
- 膜の厚さが場所によってバラバラだから!
- 薄い部分では青や紫
- 厚い部分では赤やオレンジ
というように、膜の“厚み”で 見える色が変化するんです。
つまり、「虹色」は本当に色がついてるわけじゃなくて、光の反射と膜の厚みのトリック!
4. 水が少なくなると…色が消える!?

シャボン玉をずっと見ていると、だんだん色が消えて、最後に「パチン」と割れますよね。
これは、膜の中の水分が蒸発して、どんどん薄くなっているから。
極限まで薄くなると、色の反射ができなくなって「透明」になり、そのまま割れてしまうんです。
5. 実験してみよう!おうちで虹色チェック!
✨用意するもの
- シャボン玉液(市販でも手作りでもOK)
- ストロー or シャボン玉スティック
- 太陽光 or 強めのライト
☀やってみよう!
- シャボン玉を吹いて、静かに浮かせてみる
- 光の当たり方や見る角度を変えてみる
- 色が変わっていく様子をじっくり観察!
📸 写真に撮っても楽しいよ!
6. 知っておくともっと楽しい!キーワード集
用語 | 意味 |
---|---|
干渉(かんしょう) | 2つの光が重なりあって、見え方が変わること |
反射 | 光がはね返ること(鏡のように) |
屈折(くっせつ) | 光が膜の中を曲がって進むこと |
膜の厚さ | 場所によってちがう → 色が変わる理由 |
まとめ|シャボン玉は“光と科学”がつくるアート!
シャボン玉の虹色は、魔法ではなく自然のチカラと科学のなせるワザ!
- 光があるからキラキラ見える
- 膜の厚さが変わることで色が生まれる
- 風や時間によって見え方も変わる
しゃぼん玉を通して、“光”や“色”の不思議を知ることで、身近な自然現象をもっと楽しく感じられるはずです。
ぜひ次にシャボン玉を飛ばすときは、「どんな色に見えるかな?」と観察してみてくださいね🫧🌈