【ニューボーンフォト撮影をしていて実感】赤ちゃんを落ち着かせるための準備と対応策まとめ

ューボーンフォトの撮影は、赤ちゃんがリラックスしているかどうかで、スムーズさも写真の雰囲気も大きく変わってきます。

私はふだん、月に20件ほどニューボーンの撮影をしていますが、その中で
「こうすると落ち着きやすいな」「これは毎回やってよかったな」と感じたことがいくつかあります。

今回はそんな経験の中から、赤ちゃんが泣いてしまったときや寝つきが悪いときに役立った工夫をまとめてみました。
これから撮影する方や、少し不安なママ・パパの参考になればうれしいです。

※あくまで私自身の経験にもとづく内容であり、医学的なアドバイスではありません。

目次

  • 赤ちゃんが泣いてしまう主な理由とは?
  • 撮影前の事前準備
    ┗ 室温/風の対策/授乳タイミング/オムツ交換 など
  • 撮影中の対応策
    ┗ 首の固定/四肢のホールド/ホワイトノイズ/目を瞑らせる など
  • 家族と一緒にできるフォロー
  • まとめ|赤ちゃんのペースに合わせることがいちばん大切

1. 赤ちゃんが泣いてしまう主な理由とは?

ニューボーン撮影の現場で赤ちゃんが泣いてしまう原因は、大きく分けて以下のようなものがあります。

  • 空腹やオムツの不快感
  • 寒さ・暑さなど温度環境の違和感
  • 外からの刺激(風・音・光など)
  • モロー反射や不安感
  • 睡眠のリズムが合っていない

泣く理由は一つとは限らず、いくつかが重なっていることも多いです。
そのため、「泣いた=すぐに諦める」のではなく、落ち着かせるアプローチをいくつか持っておくと安心です。

2. 撮影前の事前準備

① 室温の調整

赤ちゃんは寒さにとても敏感です。室温は26〜28℃程度が目安。
冬は特に裸の撮影時に泣きやすくなるので、暖房やヒーターを使用し、足元も含めてしっかり暖かさを保ちましょう。

② エアコン・扇風機の風を避ける

直接風が当たると、赤ちゃんは落ち着きにくくなります。
エアコンは風向を上向きに、扇風機は撮影者やご家族に向け、赤ちゃんからは外しましょう。

③ 授乳のタイミング

私はご家族に「撮影の20分前くらいに授乳をお願いします」と伝えることが多いです。
満腹の状態で眠りやすくなるため、ミルクの方が飲んだ量の把握ができて安定しやすい印象です。

④ オムツ交換を済ませておく

撮影中に不快感が出ないよう、おくるみを巻く前にオムツ交換をお願いしています。
交換後に目が覚めてしまうこともありますが、赤ちゃんの快適さを優先します。

⑤ (できれば)直前まで起きていてもらう

「沐浴をして眠くさせる」といった調整をする方もいますが、私は特に指示していません。
その子の自然なリズムで眠くなるのを待つスタイルです。

3. 撮影中の対応策

① 常に首を片手でやさしく支える

頭を置いたときに左右に首を揺らす子は、寝心地の良いポジションを探していることが多いです。
そのときは、手で首の後ろを包み込むように支えてあげると、自然と落ち着きやすくなります。

② 四肢を手のひらで包み込む

モロー反射が出やすい場合は、手足をやさしくパーにして支えるようにホールドします。
おくるみで包んでいても、少し出ている手足が不安定な場合にはこのサポートが効果的です。

③ 目を瞑らせるサポート

眠れずに目が開いてしまう子には、眉間をやさしくなでることで瞼を閉じる子もいます。
このとき、力を入れずそっと触れるのがコツ。
首を左右に振るタイプの子は、無理に閉じさせず落ち着くまで待ちましょう。

④ ホワイトノイズを活用する

ホワイトノイズマシンは撮影に1台あると安心です。
兄弟がいる場合など、生活音が多い家庭では特に効果的。
私は、電池式よりも充電式を推奨しています(耐久性・誤操作リスク対策)。

⑤ 空腹時は授乳でリセット

泣き止まないときは、ご家族と相談して再度授乳を行うこともあります
特にミルクの飲みが浅かったり、途中で寝落ちしてしまった場合は要注意。
撮影前に「必要であれば途中で追加授乳する可能性がある」とお伝えしておくとスムーズです。
おしゃぶりも一時的な落ち着かせるのには効果的です。

4. 家族と一緒にできるフォロー

  • 撮影前に「空腹・眠気・オムツ」のチェックを一緒に
  • 撮影中はご家族に手を添えてもらうだけでも赤ちゃんは安心します
  • 「泣いてもOK」という雰囲気づくりが何より大切
  • 無理にポーズを取らせず、“できる範囲”でベストを引き出す意識で

5. まとめ|赤ちゃんのペースに合わせることがいちばん大切

ニューボーンフォトは、「かわいく撮ること」以上に「安全で心地よい時間を過ごしてもらうこと」が大切です。
赤ちゃんによって個性も違いますし、同じ子でも日によってコンディションは変わります。

だからこそ、たくさんの引き出しを持っておくことが、結果としていい写真につながります。

撮影がスムーズに進むために、そして赤ちゃんとご家族が「撮ってよかった」と思えるために、
ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。

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